こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
皆さんは、銀座でもはちみつが採取できるってご存知でしたか?
実は紙パルプ会館の屋上で「銀座ミツバチプロジェクト」として養蜂が行われています
そんなこともあり、紙パルプ会館では毎年日本はちみつマイスター協会主催で
「はちみつの普及」と「はちみつをもっと活用していただく」ことを目的とした「はちみつフェスタ」が開催されています。
今回は、今年初めて訪れた本フェスタより特に印象に残ったはちみつをご紹介します
■有限会社峰の雪酒造場
ウェブサイト:http://minenoyuki.com/
こちらではミード(はちみつを発酵して作った醸造酒)を取り扱っていました。
古代ケルトの文化で「不死の飲み物」(おそらく「養命酒」に近い)とも言われたミードは、留学中に初めて飲み、
その歴史の深さと醸造技術の伝承に感銘を受け、帰国後も印象に残っていましたが、
今や日本でも普及しつつある飲み物になったとは知りませんでした!
(2016年ウェールズにて撮影)
ハーブや香辛料を混ぜて作るヨーロッパのミードと異なり、
酵母だけで作ったミード「花織(かおり)」等数種類試飲させていただきました。
甘すぎず上品な仕上がりで、余計なものを混ぜていないことから、
はちみつの風味が十分に引き立っているのが特徴
こういった独自の手法で作られたミードは、一部でJapanese Meadと呼ばれています
「米国人ジャーナリストが選ぶ日本食品10選」に選ばれたこともあり、海外でも評価されているそうです
そして、今回注目したいのが、お手軽価格で購入できる「ミード&ワイン」。
会津地方特産の「栃の花」のはちみつから作ったミードに
長野県産ナイアガラ100%の白ワインを黄金比でブレンドしたお酒だそうです!
ミードはミードでも、醸造法、ブレンドの仕方、土地柄等実に様々なので、
海外の方にも、新鮮な気持ちでJapanese Meadを楽しんでいただけますね
■花園養蜂場
ウェブサイト:http://www7a.biglobe.ne.jp/~hanazonoyoho/
秩父連山間近に位置するこちらの養蜂場の特徴は、蜂づくりからこだわり、
珍しい種類のはちみつを多く取り揃えていることです。
菜の花、山くり、山ふじ、そば、菩提樹等、思わず食べ比べたくなるものばかりで、
今回はみかんと山桜のはちみつを試食させていただきました
その中でも特にオススメしていただいたのが、山桜のはちみつです
山桜ならではの標高差を利用し、下の花が散ったら上の花が咲くといった具合で、
次々に開花していくため、1ヶ月かけてじっくり蜜を採取しているそうです。
しかし、まだ寒いうちに採取するため、わずかな量しか採れないんだとか...
気になるお味はといいますと、ふんわりとした桜のやさしい風味が口の中に残り、
実に日本ならではのはちみつと言える味わいでした
■株式会社たかくら新産業ブルーヒルズハニー
ウェブサイト:http://www.takakura.co.jp/
こちらでは、100年たたないと蜜が採れないという、タスマニアでのみ咲く
レザーウッドという珍しい白い花から採取したはちみつを取り扱っていました。
このはちみつにはマヌカハニー同等の殺菌作用があり、美容にも良いそうです。
昨年秋に輸入を開始したことで、まだまだ珍しい方ですが、
日本でも入手できるようになりました!
しかし、その存在は20年以上前には既に一部で知られていたといいます...
その理由はというと、漫画『美味しんぼ』で紹介されたから
その当時はまだ日本で入手できなかったため、著者は現地まで足を運び、
この「幻の生はちみつ」を味わったといいます。
現在は伊勢丹やコスメキッチンで販売しているようで、一度は試してみたいですよね
■ナナハニー
ウェブサイト:http://nanahoney.com/
台湾の龍眼蜂蜜コンクールで最優秀賞、最もおいしいはちみつを選ぶコンテスト「ハニー・オブ・ザ・イヤー」*では
2016年に優秀賞、2017年に海外部門で最優秀賞を獲得した日本でも人気の台湾のはちみつです。
(* 今年で4回目となり、8月3日(はちみつの日)に結果発表が行われています。今年の結果はこちらから!)
21年ものの梅干しを使用したという深みとコクのあるはちみつは、
お湯割りにして飲むと、風邪が治ってしまいそう
その他 いちじく、梅干し、ナツメ、龍眼肉等が入った「美薬膳はちみつ」も気になりました!
このように目移りするこだわりのはちみつが一堂に会した「はちみつフェスタ」...
既に気になるはちみつはありましたでしょうか?
後編では歴史的にも興味深いアジアのはちみつをご紹介します
つづく
※本記事につきましては、一般社団法人日本はちみつマイスター協会および各ブースのご担当者様から掲載許可をいただいております。